NAND型フラッシュメモリとは?【キオクシア発表で話題】初心者向けにわかりやすく解説!

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1. はじめに

「NAND型フラッシュメモリ」という言葉を聞いたことはありますか?

スマートフォンやパソコン、USBメモリ、SSDなど、私たちの身の回りの多くのデバイスに使用されている重要な技術です。

2025年、キオクシア社が次世代のNAND型フラッシュメモリーを開発したと発表したことで株価も好反応を示したことでも話題になっています。

しかし「NAND型フラッシュメモリとは何か?」と聞かれてもさっぱりな方も多いのではないでしょうか?

本記事では技術に詳しくない方でも理解できるように、NAND型フラッシュメモリの基本や用途、そしてAIとの関係について解説していきます。

半導体
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2. NAND型フラッシュメモリの基本

2-1. NAND型とは?

NAND型フラッシュメモリは電源を切ってもデータを保持できる記憶装置です。

従来のHDD(ハードディスクドライブ)のように回転するディスクを使わず、電子的にデータを記録・保存するため、動作が速く、衝撃にも強いのが特徴です。

NAND型フラッシュメモリは主に以下のような用途で利用されています。

  • スマートフォンやタブレットのストレージ
  • SSD(ソリッドステートドライブ)
  • USBメモリやSDカード
  • データセンターやクラウドストレージ

2-2. NAND型とNOR型の違い

フラッシュメモリには、「NAND型」と「NOR型」の2種類があります。

それぞれの特徴を比較してみましょう。

項目NAND型フラッシュメモリNOR型フラッシュメモリ
読み書き速度高速遅い
データの保存方法直列並列
コスト安価高価
主な用途SSD、USBメモリ、スマホ組み込み機器(ファームウェア)

一般的なストレージ用途にはNAND型が適しているため、現在主流の技術となっています。

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3. NAND型フラッシュメモリの主な用途

NAND型フラッシュメモリは私たちの日常生活で欠かせないさまざまな機器に使われています。

3-1. スマートフォン・タブレット

スマートフォンやタブレットのストレージにはNAND型フラッシュメモリが採用されています。

  • 高速なデータアクセスでアプリの起動がスムーズ
  • 軽量で省スペースの設計が可能
  • 電力消費が少なく、バッテリー持続時間の向上に貢献

3-2. SSD(ソリッドステートドライブ)

従来のHDDに代わるストレージとしてSSD(ソリッドステートドライブ)にもNAND型フラッシュメモリが使用されています。

  • 読み書き速度がHDDより圧倒的に速い
  • 動作音がなく、耐衝撃性に優れる
  • 消費電力が少なく、省エネ性能が高い

3-3. USBメモリ・SDカード

持ち運び可能なストレージとして、USBメモリやSDカードにもNAND型フラッシュメモリが使われています。

  • 小型で大容量のデータ保存が可能
  • さまざまなデバイス間でデータを簡単に転送できる
  • 書き換え可能回数には限りがあるが、手軽に利用可能

3-4. データセンター・クラウドストレージ

クラウドサービスや大規模データセンターでは高速かつ大容量のストレージが必要になります。

NAND型フラッシュメモリはその特性を活かし、クラウドストレージのバックエンド技術としても活躍しています。

  • 膨大なデータを高速に処理
  • 信頼性が高く、24時間365日稼働可能
  • 消費電力が少なく、運用コスト削減に貢献
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4. NAND型フラッシュメモリのメリット・デメリット

✅ メリット

  • 高速なデータアクセス → HDDと比較して圧倒的に速い読み書き速度
  • 耐久性が高い → 衝撃に強く故障リスクが低い
  • 低消費電力 → バッテリー駆動の機器にも最適
  • 小型化が可能 → 持ち運びに適したデバイスに活用

❌ デメリット

  • 書き換え寿命がある → 使用回数が増えると劣化する
  • 価格が高い → HDDと比べるとコストが高め
  • データ復旧が難しい → 故障するとデータが取り出せないことも
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5. NAND型フラッシュメモリはAIに使われる?

近年、AI(人工知能)の発展に伴いNAND型フラッシュメモリの需要が急増しています。

5-1. AIとストレージの関係

AI技術の発展には膨大なデータ処理が不可欠です。

そのためデータを高速に読み書きできるNAND型フラッシュメモリがAI向けストレージとして重要視されています。

5-2. AI分野での主な活用例

  • データセンター:AIモデルの学習・推論処理におけるデータ保存
  • 自動運転:リアルタイムで膨大なデータを処理するためのストレージ
  • エッジAIデバイス:スマートフォンやIoT機器内でのAI処理を支える

特にSSDやNVMe(超高速ストレージ)の活用が進んでおり、今後もAI技術の発展とともに需要が拡大すると考えられます。

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6. まとめ

NAND型フラッシュメモリは電源を切ってもデータを保持できるストレージ技術であり、スマホやSSD、クラウドストレージなどに幅広く使われています。

AIの発展とともにその重要性はますます高まっており、今後も技術革新が進むことが予想されます。

本記事がNAND型フラッシュメモリの理解を深める第一歩になれば幸いです!

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